不動産の仲介と買取の違いとは?

手数料や選び方まで詳しく解説

不動産を売却する際には、「仲介」と「買取」のどちらを選ぶべきか悩む方が多くいます。

 

仲介は相場に近い価格で売却できる可能性があるものの、成約までに時間が未知数となります。
一方、買取は売却完了までのスケジュールがある程度明確になる反面、一概には言えないまでも売却価格が相場より低くなる傾向があります。

 

この記事では、仲介と買取のそれぞれの仕組みや手数料の違い、状況に応じた選び方を整理して解説します。不動産売却で仲介と買取のどちらを選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

不動産売却のことなら、藤沢で57年の実績を持つ菅沼観光開発株式会社にお任せください。相続や任意売却など複雑な案件にも対応し、代表が全案件を直接サポートします。地域に根ざした確かな実績と誠実な対応で、安心できる取引をお約束します。

 

 

仲介と買取の違いを理解する

ここでは、仲介と買取の基本的な特徴を整理して解説します。

 

 

仲介の仕組みと流れ

仲介とは、不動産会社が買主を探し、売主との間を調整して契約を成立させる仕組みです。売却を始める際には、以下のいずれかの方法で不動産会社と媒介契約を結びます。

 

  • 一般媒介
  • 専任媒介
  • 専属専任媒介

 

それぞれの主な特徴を以下の表にまとめました。

 

■媒介契約の種類と特徴

契約種類 複数社への依頼 自己発見取引
(自分で買主を見つけた場合)
販売活動の報告義務 契約期間の上限 向いている方
一般媒介 可能 売主が直接契約できる 報告義務なし 制限なし
(慣例は3ヶ月以内)
・多くの会社に依頼したい方
・一社への依頼に不安がある方
専任媒介 不可
(1社のみ)
売主が直接契約できるが通知義務あり 2週間に1回以上 3ヶ月以内 ・販売活動を1社に集中させたいが一定の自由も確保したい方
専属専任媒介 不可
(1社のみ)
自分で見つけた買主とも必ず仲介会社を通す必要がある 1週間に1回以上 3ヶ月以内 ・販売活動を完全に任せたい方、確実に契約を進めたい方

 

一般媒介は複数社に依頼できる自由度が高い方法で、専任媒介は1社に限定する代わりに販売活動の報告義務が発生します。専属専任媒介はさらに厳格で、自分で買主を見つけても必ず依頼先を通さなければならない点が特徴です。

 

仲介では、広告や物件の内覧を経て買主を探し、条件交渉を行ったうえで契約を締結します。売却価格は市場相場に近づきやすい点がメリットです。

 

買取の仕組みと流れ

不動産買取とは、不動産会社が売主から直接物件を買い取る方法です
条件が合えばすぐに契約できるため、売却スピードが速いのが特徴です。

 

買取は、次のようなケースに特に有効です。

 

  • 相続した空き家を早急に処分したい
  • 老朽化した物件を整備せずに手放したい
  • スケジュールを重視したい
  • 内覧等に対応できない
  • 居住用の需要に当てはまらない規模の大きな物件

 

 

仲介と買取を比較する3つのポイント

仲介と買取のどちらを選ぶべきか判断するには、売却の目的に応じた比較が欠かせません。ここでは特に重要となる3つの視点から違いを整理します。

 

 

1. 売却スピードと成約のしやすさ

売却スピードは、仲介よりも買取の方が圧倒的に早いといえます。仲介では市場に公開して買主を探すため、成約まで数ヶ月を要することもあります。一方、買取は不動産会社が直接購入するため、条件が合えば最短で数日から数週間で現金化が可能です。

 

例えば、相続税の納付期限が迫っている場合や、老人ホーム入居資金を早急に用意したいケースでは、買取の迅速さが大きな利点となります。逆に、資金化を急がず少しでも高く売りたい場合には、仲介で市場価格に近い成約を目指す方が合理的です。

 

「早さを優先するなら買取」「価格を重視するなら仲介」という選択が基本の判断軸となります。

 

2. 売却価格と手数料の違い

売却価格と手数料の違いは、以下のとおりです。

 

項目 仲介 買取
売却価格 市場相場に近い価格で
売れる可能性が高い
市場相場より低めに
設定されるのが一般的
仲介手数料 必要
(上限:売却価格の3%+6万円+消費税)
不要

 

仲介は市場相場に近い価格で売れる可能性が高いものの、仲介手数料が発生します。仲介手数料は、物件価格が高いほど負担も増える点に注意が必要です。

 

一方、買取は仲介手数料が不要で、即現金化できることが大きな利点ですが、価格は相場より低めに設定されるのが一般的です。「価格を重視するなら仲介」「費用やスピードを優先するなら買取」が判断の目安となります。

 

3. 売主の負担やリスクの軽減度

売主の負担やリスクを比べると、仲介よりも買取の方が軽減効果は大きいといえます。以下の表では、それぞれの特徴を整理しています。

 

仲介の場合 ・引渡後に不具合が発覚すると契約不適合責任を負う可能性がある
・修繕や補償を求められるリスクがある
・内覧対応を求められる
・残置物の処理を売主が行うのが一般的
・精神的・時間的な負担になりやすい
買取の場合 ・不動産会社が買い取るため契約不適合責任を免除される場合もある
​・残置物をそのまま残して売却できる柔軟な対応が可能
・清掃や片付けをしなくても引き渡せる

 

売却時の負担やリスクを最小限に抑えたい場合は、仲介よりも買取の方が適しています。